火災保険は、偶発的に起きた事故によって生じた建物や家財の損害を補償する保険です。火災と名前がついていますが、火災以外に、落雷、雪・風・雹などの自然災害から水漏れ、盗難まで、様々な災害を対象にしています。
主契約は、「建物の補償」と「家財などの補償」の２つ。保険の対象ごとに補償を組み合わせていく保険なので、建物だけ補償を受けるという契約をすることも可能です。
さらに、個人賠償特約などを付けることで、他人に対して法的な損害賠償責任を負った場合に補償を受けることもできます。

火災保険の主契約のひとつ「建物の補償」には、建物そのもの以外に、畳やふすまなどの建具、エアコン、浴槽や調理台など建物に取り付けてある設備も含まれています。一方、「家財などの補償」では、建物内にある家具や衣類などの日常生活動産を対象にしており、建物外に持ち出している家財や自動車などは補償の適用外となります。
また、高額な貴金属や通貨、預貯金証書などは、各種特約をセットすることで一定額の補償を受けることができるようになることもありますので確認しておきましょう。